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工事現場での安全意識が高まる中で、火災のリスク軽減のため「難燃テープ」が注目されています。
目次
現場での火災対策 テープの役割と延焼リスク
溶接・溶断作業中を行う作業場所では防炎・不燃性のシートなどが使われています。しかしそのシートを固定しているのが一般的な布テープや養生テープで、もしも作業中の火花がそのテープ部分に飛び散ると小火になる場合もあります。
また、橋梁や高速道路の補修工事などでは、テープを長い距離貼ることも多くなります。
万が一、テープに火種が飛び移った場合、テープが導火線のような役割をしてしまい延焼の原因の一つになりうる可能性があります。
火災対策としては防炎シートだけではなく、併せて使用するテープも防火対策がされている製品を使用することで、現場火災の要因を減らすことができます。
現場火災の教訓から養生テープも燃えにくい仕様が求められ、開発したのが「難燃テープ FR-10-WH」です。
難燃テープ FR-10-WH の特徴
・テープに難燃処方をしても従来通りの作業性
基材は、手切れ性のあるポリエチレンクロスを採用
・テープに火がついても燃えにくい
難燃テープ FR-10-WH は、酸素指数26をクリアし自己消火性がある
・ノンハロゲン難燃剤を採用
ハロゲン系難燃剤を不使用
酸素指数とは?
通常の空気中の酸素濃度は約21%です。それより酸素濃度の高い環境下で火をつけても燃え広がらなければ、自己消火性があり難燃性が高い製品と言える指標です。
※当社ダイヤテックスでは、日本産業規格 JIS K 7201を参考に測定
「建設技術展 2024近畿」「建設技術フェア2024in中部」に出展
民間企業が開発した新技術・新工法を展示・紹介し、産・学・官の交流を行うことで、新技術の各工事への積極的な活用を促すことを目的とした展示会です。
多くの建設業界の方へのPRの為、当社は難燃テープを中心に展示致しました。