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SNSアカウントを担当していると思うこと「一度でいいからバズりたい」
そんな思いもありつつあれこれ試行錯誤しても、思い描いた通りにいかないのが現実ですが、
X(旧Twitter)の担当者として投稿を続けてきたある日、突如としてその気配がやってきた時の話。
目次
寄せられた要望コメントに回答し続けた
2023年1月12日
年が明けて少し落ち着いたころ、何気なく次の投稿をしました。
「養生テープの好きなところ・嫌いなところ(改善してほしい)教えてください」
一見すると通常の文章と画像ですが、思いかけず大きな反響となりました。
普段から頂いたコメントにすべて返信していくスタイルでしたので、次から次へと頂くコメントに対して矢継ぎ早に返信していきました。
こんな用途に使えるテープがほしいなどの要望コメントに対して、解決可能である商品の写真と品番、JANコード、使用例写真など必要な情報を添えて回答していきました。
投稿した当日の夕方までに頂いたコメント数が100超え、夜まで返信をし続けたがそれを上回るコメントが常時きていました。
そのやり取りを見ていた多くの方々に拡散頂き、実際にバズった(1万いいねを超えた)のは、投稿から一日経過した二日目の夜。
その間も頂いた改善要望とコメントに対しては、自社製品を紹介しながら返信・回答を数百件分を数日間続けました。
書籍にも取り上げられた
この投稿が複数のネットニュースにも取り上げられました。またこの投稿のやり取りの一部が書籍にも取り上げられました。
「あの店が知られているのか? ちいさなお店のブランド学」
出版:株式会社宣伝会議
結論、宣伝不足
頂いたコメントすべてに対して返信しきれませんでしたが、すべてに目を通し社内へフィードバックを行いました。
要望されている課題に対し解決できる製品もあるが、製品の存在を知らない。お店に置いてもらえていない。検索の仕方がわからないなど様々な問題が浮き彫りになりました。
課題解決に向けて、一つ一つ実践して参ります。
要望としてコメント数が多かった内容
・横だけではなく、縦にも切れてほしい
弊社で製造しているテープはあえて縦方向には切りづらくなるように設計しています。
その理由としては、基材の強度を強く保つ為。
長い距離を貼ったテープを一気に剥がす際に途中で切れることなく回収しやすくなります。
縦切れについては使う場面や用途にもよる為、人によって好みが分かれるところです。
世の中にはあえて縦にも切れやすくしている養生テープもあります。
・持ち運びやすいコンパクトにした紙管なしのタイプがほしい
以前はラインナップとして存在しており販売しておりました。
が、実際には売れ行きが好ましくなく廃版となりました。
・カラーバリエーションを増やしてほしい
数年おきに議題として上がり、いつの間にか消えていった議題です。
世の中には、沢山の色の養生テープがありますので探してみてください。
もしかすると当社でも今後新しい色が増えるかもしれません。
・目盛りを印字したテープがほしい
テープを製造する過程で繰り返し熱が加わります。
テープの基材に熱が加わり冷えるたびに少なからず収縮します。
その結果、印字した目盛りが正確ではなく真っすぐにならない為、ご用意がありません。
テープについての要望などありましたら、Xアカウントにぜひコメント頂けると幸いです。